ペンテコステのメッセージ
コロナウィルスの影響で学校が休校となり、不自由な生活となっていますが、元気に過ごしていますか?
6月1日からいよいよ学校が始まります。待ちわびていた日ですね。
その1日前の5月31日は教会の暦で、「ペンテコステ=聖霊降臨日」とよばれている日です。
「ペンテコステ」は50番目という意味のことばで、イエス・キリストの復活から50日目に神さまが約束してくださっていた「聖霊」が降ったことを記念する日です。
今年はイースターが4月12日でしたから、その日から50日目の5月31日がその日となりました。
聖霊(せいれい)ってなんでしょうか?
今、わたしたちは、目に見えないコロナウィルスと闘っていますが、この「聖霊」も目には見えません。
でも、聖書に書かれてある「イエスさまとはだれなのか」、「何のためにこの世界に来られたのか」、そして、「わたしたちはどのように生きていくのか」、などを知らせてくれる「霊」なのです。
3つ目の「どのように生きていくのか」を示す具体的なことばが、ガラテヤの信徒への手紙5章22節に書かれてあります。
「霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です」(聖書にはひらがながふってあります)
どれも愛に根差す、人をよい方向に導くことばです。ほかの「霊」とは異なる「聖霊」は、わたしたちが神さまに造られた人として、より良く生きるように導いてくださいます。
今、ストレスがたまり、イライラしたり、落ち込んだりしている人はいますか?そんな状態に埋もれてしまわないように、聖霊の実をむすぶことができるように神さまにお願いしましょう。ひたむきな祈りはきっと神さまに届きますから。
メッセージ:戸田幸子(本校聖書科非常勤講師・日本バプテスト同盟聖路教会牧師)