緊急災害時対策
東日本大震災時の教訓を生かし、これまでの緊急災害対策をさらに強化しています。避難訓練では、児童会の発案で、児童だけで避難する訓練を実施しています。また、神奈川県・東京都の私立学校間で緊急時に避難してきた他校の児童を保護し、その安否情報を照合し合う「避難校ネット」に加盟しています。停電や通信網の混乱時に対応できるように自家発電機3台と衛星電話、全校児童分の救難用食品と水を設置・備蓄しています。
避難校ネット
ポイント
- 1.
登下校中に地震が発生し、
こどもたちが学校や自宅にたどり着けなく
なってしまった場合、
上記団体に加盟する
私立小学校・中学校・高等学校は、
避難してきたこどもたちを
(私立、国立、公立を問わず)学校内で保護します。 - 2.
保護したこどもが連携する学校の児童生徒等で
あれば、
連携団体専用Webシステム『避難校ネット』を利用してその所在と安否の情報を在籍校に
提供することができます。
連携団体と会員校数 合計650校
- 【東 京】
- 一般財団法人東京私立中学高等学校協会
(中学校186校、高等学校240校) - 東京私立初等学校協会(小学校54校)
- 【神奈川】
- 一般財団法人神奈川県私立中学高等学校協会
(中学校58校、高等学校80校、中等教育学校3校)
「災害時被災報告システムCoCoねっと」と
「避難校ネット」
災害時にまさかの時のお守り「CoCoねっと」と私立学校間の帰宅困難児童生徒を保護しあう協力体制「避難校ネット」。
大きな地震など災害が発生したとき、我が子がどこにいるのかが一番の問題です。地震発生前に下校した場合、登下校メールシステムにより、保護者宛下校メールが配信されています。逆に、メールが来てなければ、学校にいるのが分かりひと安心できます。
問題は、災害時に下校途中の場合です。電車はストップし、最寄駅で下ろされてしまいます。下校時刻がわかるので、ある程度は、どの辺にいそうかがわかります。
このシステムは、先の大震災の際に、学校からの連絡を保護者の方々にするのに、電話や携帯メールが中々通じなかった経緯を踏まえ、一斉メールによる連絡体制と並行して、緊急連絡のための携帯サイトを設定しています。 保護者の方が、インターネットのサイトでその情報を見て、返信を直接サーバーに書き込むことができます。また、児童が、学校外で被災した場合は、児童と保護者間で連絡を取り合える伝言板機能を有しています。 また、東京・神奈川の私立学校同士で、帰宅困難児童生徒を保護し合う「避難校ネットワーク」により、東京・神奈川の他の私立学校(小中高)に避難した場合、学校間で情報共有できる体制を整えております。
その際、「CoCoねっとカード」を提示いただき、保護していただいている学校で登録いただくと、保護者側でも、どこの学校に保護されているのかが把握できます。
本システムは、学校専用のサイトで、利用者制限をしており、インターネットに接続できれば、確実に情報を登録・確認できる体制を整えています。
本人が携帯電話をもっていなくても、避難所などのパソコンや他の人の携帯電話を使って、「災害時被災報告CoCoねっとカード」に記載されているアドレスにロインして、利用することができます。
このカードを児童、保護者の方が常時携帯することで、様々な「まさか」の事態に備えることができます。