校長の小さなつぶやき
4/11全校朝会「心をあたえる」
校長の小さなつぶやき(3)2022年4月11日
~4/11全校朝会~
…(略)…
一年生には入学式で、二年生から六年生には始業式で、皆さんに同じことをお話しました。「みなさん、みなさんのだれもが考えなきゃいけないことは、仲良くすること、とにかく仲良くすること、学校が楽しい!お友だちといることがうれしい、って、みんなが言える学校にしましょう。」
始業式では、インドのカトリックの修道女のマザー・テレサさんの「あなたの心をあたえなさい」ということばを紹介しました。
すると、なんと!翌日の入学式でそのことばが「形」になっている場面を見たのです。入学式の礼拝堂がとてもうれしい気持ちでいっぱいになりました。
入学式の終わり、一年生が退場する場面です。皆さんはその時の様子を覚えていますか?
一年生が順番に壇上に上がります。一年生は壇の下から案内をする六年生のお姉さんやお兄さんと、花かざりのついた輪で手をつないでいましたね。
一年生のひとりひとりが名前を呼ばれると、一歩ずつ階段の方へ進みました。まだ慣れていない一年生です。六年生は、一年生の手を引いて歩く時、次の一歩の場所を空いている方の手でやさしく、わかりやすく、指し示していました。階段をおりるときもそうでした。六年生は、緊張する一年生の歩調にやさしく合わせていました。そうです。六年生は、自分の心を与えていたのです。
「心をあたえる」ということは、その人のことや気持ちを自分のことのように考えて、行動にすることなのです。
さあ、今週は「心をあたえる」ということを、どこかで考えてみましょう。