「温かさがお互いを育てます」
校長の小さなつぶやき (9)2022年7月15日
7月15日、夏休み前の最後の授業日となりました。全校朝会でお話ししたことを掲載します。
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昨日(7/14)は、サマーフェスティバルでした。雨を心配しましたが、ちょうどよい日差しと気温でとても楽しいフェスティバルとなりました。2年間コロナで中止になっていた伝統の「夏の夕べ」とちょっと違って、今年は浴衣も着ませんし、ステージでの発表もありません。焼きそばやかき氷などの食べ物のお店もありませんでした。でも、グラウンドいっぱいに用意された6つのゲームは、ぶどうの会の保護者の皆さんがどのゲームも楽しくなるように工夫してくださっていました。大がかりな準備を本当にありがとうございました。
賞品や景品もおもしろいものがいろいろあって、お友だちの皆さんの目はワクワク感でいっぱい、キラキラでしたね。保護者の皆さんも先生たちも、皆さんが楽しく過ごす姿を見ていてとても嬉しかったです。嬉しかった大きな理由は、プログラムの順に慌てず、順番で先を競い合うことなどもなく、お友だちととても仲良く、目を輝かせてニコニコ過ごしていたからです。
体育館でのことです。小さなバザー会場。タイのチパレのクラフト作品や皆さんのお家から寄せられたものがラッピングされたファンシーグッツの販売。そこで目にしたある光景です。
1つの品物に3人の手が一緒に伸びました。するとどうでしょう。お互いに顔を見合って「あれ、一緒だね。」とニコニコ。1人のお友だちが「いいわよ、いいわよ。」と手を放す…お互いに理由をあれこれ言って譲り合い、結局1人がそれを手にして「ありがとう、いいの?ありがとう。」…と、皆でニコニコ。とってもさわやかな空気!ジーンと温かくなる胸の中。
私は、6月6日の全校朝会で「温かさがお互いを育てます。みんなが温かいと感じる学校にしましょうね。」と言いましたが、まさにそのことです。皆さんは、やさしい気持ちをお互いに感じ合い、感謝し合い、そして尊敬し合う。イエス様がおっしゃった「お互いに愛し合いなさい」という言葉が聞こえますね。大切なことは、その人の気持ちになって考えること、お互いに大切に思い合うこと…ですね。
さあ、夏休みです。6年生の皆さんは小学生最後の夏休みです。お勉強の忙しい夏休みになるお友だちもいますが、素敵な夏休みになりますように。
校長先生からのお願いが一つあります。夏休みはお家の方と過ごす時間が長くなりますが、必ず、その時その場に合った挨拶をしましょう。朝は「おはよう」です。家族でも、お互いに大切に思っているということを自然に伝える。それが挨拶ですからね。よい夏休みになりますように。