校長の小さなつぶやき（４）2022年4月25日

～4/25全校朝会～

…（略）…

ある夏の日のこと、散歩でお家の近所の公園の中を通って歩いているときのことでした。公園の真ん中にお友だちが7、8人いて何かを話し合っています。

 

「かくれんぼしよう！」　「おままごとがいい！」

「鬼ごっこしよう！」　「いやだ、かくれんぼがいい」

「やだ、かくれんぼも鬼ごっこもだめ。絶対に、おままごとがいい！」

「かくれんぼがいい！」　「いやだ、おままごと！」

「ダメ～！だめ！　かくれんぼ！」　「おままごと！！」

「鬼ごっこは？ダメ～？　なら、いいよ、もう知らない。」

 

公園の真ん中で元気よく、意見を言い合っていました。一緒に遊びたい気持ちはおなじなのに、なかなか決まりません。どうしたらいいのでしょうか。

「やめよう！やめよう！言い合いはやめようよ！」

「みんな自分のやりたいことだけ言うのはやめようよ！」と誰かが言いました。すると、言い合いが止まり、話し合いが始まりました。どうやったら遊びを決められるのか、話し合いを始めたのです。くわしくは聞こえませんでしたが、お友だちは、お友だちの話をお互いによく聞き合っていました。

 

お友だち同士、お友だちの話を、お互いによく聞いて、何が一番いい決め方なのかを皆で考え、話し合うことが大切です。皆で仲良く遊ぶことができる方法です。

 

さあ、今日のお話しで大切なことは、遊びを決める時も自分の遊びたい遊びを言い合うだけではなく、どうしたら決められるのか、良い決め方なのかを、みんなで話し合うということです。みんなに嬉しい気持ちが広がります。